2009年10月24日土曜日

ミニマル・ミュージック

12/10予定。

「ミニマル・ミュージック」の作曲家とされる音楽家たちはけっこういますが、特にスティーヴ・ライヒを取り上げます。

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ミニマル・ミュージックは「ゲンダイオンガク」の中では一番聴きやすいものだし、You Tubeにけっこうありますね。

コレオグラフィに使われたりしてますね。

Clapping Music, 1972は楽器を使わない西洋芸術音楽として有名かもしれませんね。


個人的には、こういうゴリゴリのミニマル・ミュージックが好きです。


語法になるきっかけとなった「ミニマル・ミュージック」として、あるいはおそらくはグラスの本領が発揮されはじめた作品として、《浜辺のアインシュタイン》(1976)があります。
決してその映像ではありませんが、これ、ちょっと面白いですね。

フルクサス

11/26-12/3予定

フルクサスは多様な側面を持つ「グループ」なので、中川の解釈も、色々ある解釈のうちの一つ、です。
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フルクサスの映像資料はオンラインにかなりあります。
ubu.comにはFluxus Anthology37 Short Fluxus Filmsもあります。
フルクサスの「イベント」を集めたfluxus performance workbookも、色々なところからダウンロードできます。ここからもできるようです。

You tubeにもかなりあります。

けっこう典型的な「イベント」の例として、二つ埋め込んでおきます。
Geroge Brecht, Drip Music, 1959
パフォーマンス自体は最近なされたものみたいです。


Nam June Paik, One for Violin (Solo),1962です。
2007年のパフォーマンスみたいです。(このイベントのタイトルは"Solo for Violin"じゃないと思いますが…。)


授業では「フルクサスの音楽」に焦点を絞り、「楽器の破壊音」をケージ以降の音楽的素材の拡大ゲームに終止符を打とうとする身振り、として解釈する予定です。
けっこう強引な解釈ですが、「イベント」というパフォーマンスと、それらが「ゲンダイオンガク」のコンテクストの中に提示されたこと、を知ってください。

ジョン・ケージ 

11/19予定
「音楽」がメディアを主題とする「サウンド・アート」へと変質していった、という話をしてみたいと思います。奇妙なゲンダイオンガクや「サウンド・アート」の事例にたくさん触れてもらう予定です。
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初めにこの《4'33''》を見るところから話してみたいと思ってます。


参考となる日本語ウェブサイトは色々あります。
今ちょっと調べてみて、以下のようなウェブサイトが見つかりました。他にもけっこうありますね。
≡≡musicircus≡≡
X51.ORG : 演奏時間639年の音楽、第二のコードが鳴らされる 独
X51.ORG : 沈黙の音楽をラジオで放送


こういうイベントがあります。今年は11月頭にコンサートがあります(ありました)。
2012年まで、毎年関西で何かしてくれるようです。
John Cage 100th Anniversary Countdown Event 2007-2012
まず何よりも、初めにこの《4'33''》を見るところから話してみたいと思ってます。


参考となる日本語ウェブサイトは色々あります。
今ちょっと調べてみて、以下のようなウェブサイトが見つかりました。他にもけっこうありますね。
≡≡musicircus≡≡
X51.ORG : 演奏時間639年の音楽、第二のコードが鳴らされる 独
X51.ORG : 沈黙の音楽をラジオで放送


こういうイベントがあるようです。
詳細は知りませんが、もし都合がよければどうぞ。2017年まで毎年何かするそうです。
John Cage 100th Anniversary Countdown Event 2007-2017

新しい楽器

新しい楽器について話します。「作り手‐メディア‐音楽」について少し話します。11/5にする予定です。これで、音響メディア論は一区切りです。11/12は推薦入試があるので休校で、その後、話題をガラリと変えてゲンダイオンガクの話をはじめます。


参考にしたサイトの一つはここです。
120 Years of Electronic Music Electronic Musical Instrument 1870 - 1990
ちょっと年代があやふやですが、面白いです。


テルミン関連の映像です。
クララ・ロックモアの演奏。


『地球が静止する日』では効果音として使われています。


2007年に『大人の科学』の付録で発売された「テルミンmini」を演奏するネコ。



オンド・マルトノとテルミンの映像がありました。



オンド・マルトノとグラス・ハーモニカとクリスタル・バシェッとの映像です。



トラウトニウム

ヒッチコックの『鳥』の最後のシーン。鳥の鳴き声がトラウトニウムで作られました。

音響メディア論:録音の二つの理想-録音媒体を活用する音響構築

録音媒体を活用する音響構築について話します。
レコードに関する授業の四回目、音響メディア論の最後です。


自動ピアノの映像は、たくさんあります。「player piano」で探してみてください。一つだけあげておきます。



また、サウンド・フィルムを用いた音響編集の事例としてちょっとだけ見る予定のGrigori Aleksandrov and Sergei Eisenstein-Romance Sentimentale (1930)です。あげておきます。Internet Archiveにありました。

2009年10月9日金曜日

音響メディア論:録音の二つの理想-ハイ・フィデリティへの志向

「ハイ・フィデリティ」とレコード技術の展開について話します。


電化の事例は、このCHARM (Centre for the History and Analysis of Recorded Music)のウェブサイトから取りました。
A Brief History of Recording to ca. 1950


ビング・クロスビーが歌う「ホワイト・クリスマス」



エモリー・クック(Emory Cooke)が関わった録音アーカイヴの一部。
First Flight: Early Calypsos from the Emory Cook Collection
Mighty Sparrow
B000BH4YMM
Calypso Awakening: From The Emory Cook Collection
Various Artists
B00004X0L2


最後にちょっとだけ触れる話の元ネタの一つ。
福田貴成「技法としての両耳聴」

音響メディア論:レコードの起源

レコードの起源について話します。


1860年の声の記録について
2008年3月頃にこのニュースが出て、それでしばらくネット上で色々な記事が出回ってました。
NYタイムズの記事を翻訳してくれているもの
フランスで行われた世界初のレコーディングが再生された[前編]
フランスで行われた世界初のレコーディングが再生された[後編]



初音ミクが歌ってました。
CloseBox and OpenPod > 世界最古の歌声が見つかったので初音ミクにうたってもらった


初音ミクとデュエットしてました。
CloseBox and OpenPod > 148年前の歌声と初音ミクが時空を超えてデュエットした

世界最古の録音が怖すぎる件(動画) : Gizmodo Japan
世界最古の録音音声、最新技術でよみがえる 国際ニュース : AFPB News


FirstSounds.ORG
1857年の音声記録があるけど何にも聴こえないです。


ケンペレンの「トルコ人」の映像です。これ、インチキ自動人形なのだけど、どこに人が入ってるんでしょうねえ?

音響メディア論:音楽産業としてのレコード産業の成立

音楽産業としてのレコード産業の成立について話します。
左の画像はChristian Marclay, Bavaria. 1996です。


文房具としてのフォノグラフを宣伝するエジソン社の広告映像です。

ワックス・シリンダーの音はウェブ上にかなりあります。
Cylinder Preservation and Digitization Project
Internet ArchiveにもSP盤とシリンダー録音のためのアーカイヴがあります。
Internet Archive: 78 RPMs & Cylinder Recordings
などです。

音響メディア論:磁気テープ

磁気テープの歴史について話します。


世界標準となったのは1963年のフィリップス社のカセット・テープですが、その前に、1958年にRCAヴィクター社がそれより一回り大きい本のサイズの「カセット・テープ」を発売していました。そのCMです。

音響メディア論:音のデジタル化

音と音楽のデジタル化について話します。

→参考:
社団法人 日本レコード協会
買い手がつかぬまま地下に眠る「世界最大のレコードコレクション」(動画あり) : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ
刀根康尚:紹介した《Solo for Wounded CD》ではありませんが。

2009年度後期京都精華大学「音楽とメディア」初回

初回レジュメです。
シラバス変更したので、確認してください。


初回に紹介したゴードン・モナハンのSpeaker Swinging (1982)に関するプリントです。


本人のHPです。

2009年10月8日木曜日

2009年10月8日

長らくほったらかしていましたが、整理します。
過去のレジュメやスライド資料は、いったん削除するのでリンク切れの表示(「アイテムが見つかりません。」)が出ますが、そのままにしておきます。

まずは後期の精華のレジュメとスライドをアップロードしていきます。
よろしくです。