2010年6月16日水曜日

プランダーフォニックス-レディメイドとサンプリング

実際の授業進度が、最初の計画からかなり遅れてきました。
それにあわせて授業内容予定も変えます。
ウェブサイトには最初に予定していた分のスライドとレジュメはアップロードしますが、幾つかのトピックは扱いません。
参考資料置き場と思ってください。
(この「プランダーフォニックス」は扱えないかもしれないので、今日、アップロードしておきます。)
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ジョン・オズワルドのプランダーフォニックスをとっかかりに、他人の表現物を用いる色々な音響実践を紹介ます。プランダーフォニックスはある種の政治的な文化活動で、現行の著作権法や知的所有権に問題提起しようとするものです。
確かに21世紀以降ますます変容しつつある音楽文化において、音楽の私的利用の問題は非常に重要で刺激的な問題意識を喚起してくれるものですが、CD-Rや(違法)ダウンロードを介した、音楽の私的複製やそれにともなう音楽消費文化の変容の問題は、この授業で扱う事項ではありません(この手の問題は、また別の授業で扱います)。
この授業では、むしろ、他者が制作した録音物を機械的複製を通じて利用する幾つかの事例(ジョン・オズワルド、Madlib、DJ Dangermouse、Christian Marclay、Negativland、刀根康尚など)を紹介しつつ、デュシャン以降の「レディメイド」という方法論と比較する、ということをしてみようと思います。
とくに結論めいたものを提示するつもりはありません。「他者の表現物を使用する様々な事例」を知ってください。


ジョン・オズワルド

John Oswald (じょん・おずわるど)(ジョン・オズワルド) : 音楽ダウンロード・音楽配信サイト ListenJapan
p l u n d e r p h o n i c s:彼のこのウェブサイトから、音源は入手できます。


ネガティヴランド
NegativWorldWideWebLand Home
U2 vs. Negativland、第2ラウンド? | Totally F**ked Up !:日本語で入手可能な説明、他にあまりありませんでした。僕もいろいろヘンなことしてる人たち、って印象です。「THE YES MEN」みたいですね。
Negativlandの「U2」はここにあります。


マッシュアップ

個人的に初めて知った「マッシュアップ」は、これでした。

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