2011年5月26日木曜日

SSS:「音を置く」プロジェクト:作業日誌:3.5/26/2011

第 3 回 May.26 2011

今回は編集ソフト Audacity の扱い方を主に学ぶ。

エフェクトがどのような音の効果を与えるか一通り確認した。

◯設置する音を制作する

設置する音の制作を行う上で2通りの方法をとる

1.音を設置する場所で聞こえる ( 既に存在する音 ) との調和を考え、音をサンプリングし、 その音を編集することにより、既存の音とは少し異なる音をつくる。

その際サンプルの種類を増やすため、気候条件などの異なるものを用意する。

例)雨の日、風の強い日、無風の日など

2.水の音や風により落ち葉が移動する音などを身近なものを使い、その音に似た音を制作する。


◯次回に向けて

・上記の音の制作を行ってみる。

ゼロから音を楽器を使わずに、サンプルに似た音をいかにして出すのか検討する。

Audacity の取り扱いに慣れていく。

2011年5月19日木曜日

SSS:「音を置く」プロジェクト:作業日誌:2.5/19/2011

第 2 回フィールドワーク May.19 2011

前回に引き続き教育人間科学部の建物を中心に昼休みの 12:30~13:00 の時間に主に屋外を中心に探索。

天気は晴れていたので前回とは異なる人の流れを確認する目的だったが前回とあまり変化は見られなかった。


◯今回は設置予定の教育人間科学部講義棟 8 号館エントランス前を中心に場所で聞こえる音を確認した。

・風による落ち葉、木の揺れる音

・自転車、人の歩く音、会話

・雨の場合は雨音






教育人間科学部講義棟 8 号館エントランス前

この場所から聞こえる設置する音が違和感のないものにするため設置場所でサンプリングを行う。

サンプリングを行う時間は人通りの多いと思われる休み時間を中心とした次の時間である。 8:35~8:50,10:20~10:30,12:00~12:10,12:50~13:00,14:30~14:40,16;10~16:15,17:45~17:50


◯次回

・次回にはサンプリングをした音をもとにどのような音を設置するかを考察し、音をどのようにつくるかのスタディを行う。

・波形編集ソフト Audacity を取り扱う。

2011年5月12日木曜日

SSS:「音を置く」プロジェクト:作業日誌:1.5/12/2011

◯概要
学内のどこかに音を置き、その帰結をドキュメントにまとめる。
1. 設置する段取りの設定
 置く場所の決定、置かせてもらうための様々な交渉(お願いなどなど)2. 設置する機材の作成
 スタジオ作業
3. サウンド・インスタレーションに対する反応の測定
 通行人たちの反応の測定・観測・記録
4. この作業の記録の作成ウェブサイトかつ冊子形態で記録を作成・公表

◯目的
学内のどこか邪魔にならない場所に「音」を置き、人々と音環境との関係性の変化を 観測することで、建築物や都市空間と音響との関係性について実践的に学習すること

第1回フィールドワーク
 教育人間科学部の建物を中心に昼休みの 12:30~13:30 の時間に主に屋外を中心に探索。
 天気があいにくの雨のためあまり人の流れや滞留を確認することができなかったと思われる。
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1.正門から大学敷地を横断するメインストリート。朝の通学時間、 学食等が近く昼休みには多くの人が往来する。スピーカー設置場所に 難ありか。








2.教育人間科学部講義棟8号館エントランス階段部分。(S2-1) ここも メインストリートに対して開かれているため人通りが多い。建物隅 の植栽付近にスピーカー設置か。
















3.教育人間科学部講義棟7号館 (S2-2) 前の大階段。人通りが多く、 喫煙所、自販機前に多少の人の滞留あり。スピーカーの設置場所が 難しい。


4.教育人間科学部講義棟7、8号館の裏手の緑道付近。人通りが多く スピーカーを隠せる場所はあり。電源の確保が難しいか。




メモ
・次回は天気の良いときの人の流れをチェックする。
・人が長く留まるところは設置対象外とし、比較的に流動的に留まるところでは設置が可能ではないのか。
・設置場所にすでにある音と置く音との関係性なども考慮すべき点なのではないか。
・屋内設置の場合は階段などの動線などになると思われる。

2011年5月2日月曜日

SSS:「音を置く」プロジェクト

(以下のメモは、小野くんに説明するために最初に作成したメモです。)
◯概要
学内のどこかに音を置き、その帰結をドキュメントにまとめる。以下の四段階の作業を行う。

1.設置する段取りの設定
置く場所の決定、置かせてもらうための様々な交渉(お願いなどなど)
2.設置する機材の作成
スタジオ作業?
3.サウンド・インスタレーションに対する反応の測定
通行人たちの反応の測定・観測・記録
4.この作業の記録の作成
ウェブサイトかつ冊子形態で記録を作成・公表

◯目的
学内のどこか邪魔にならない場所に「音」を置き、人々と音環境との関係性の変化を観測することで、建築物や都市空間と音響との関係性について実践的に学習すること
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以下、小野くんが毎回記録してくれた、「音を置く」プロジェクトの作業日誌を掲載しておきます。

2011年5月1日日曜日

音響空間スタジオ(SSS: Sound Space Studio):2011年度前期:「音を置く」プロジェクト

中川は、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府建築都市文化専攻のYGSCスタジオ教員として、音響空間スタジオ(SSS: Sound Space Studio)を担当しています。
まだ音響空間スタジオを専攻とする院生はいませんが、本年度は、「論文系」の学生―小野くん―とともにSSSを運営して、「音を置く」プロジェクトを行うことにしました。
「音を置く」プロジェクトとは、要するに、学内のどこかに音を置いて学生たちの反応をうかがいその帰結をドキュメントにまとめる、というプロジェクトです。
初めてで学生と教師あわせて二人しかいなかったので、あまりたくさんのことはできませんでしたが、なかなか面白かった試みだったので、このプロジェクトの概要をこのウェブサイト上にまとめておきます。